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インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーへのPR依頼方法|直接依頼・代理店・マッチングサービスを比較

2026-10-20

インフルエンサーにPRを依頼する方法は、主に「直接依頼」「代理店への依頼」「マッチングサービスの利用」の3つです。

費用を抑えたいなら直接依頼、選定から進行管理まで任せたいなら代理店、自社で運用しながら候補者を探したいならマッチングサービスが選択肢になります。

重要なのは、依頼料金だけでなく、自社で対応する業務と必要な作業時間を含めて比較することです。

インフルエンサーにPRを依頼する3つの方法

TikTokやInstagramでインフルエンサーに商品・店舗のPRを依頼する場合、依頼方法によって費用や作業負担が異なります。

まずは3つの方法を比較します。

比較項目 直接依頼 代理店 マッチングサービス
依頼先 クリエイター本人・所属先 PR・キャスティング会社 専用サービス
仲介費用 原則なし 発生することが多い 月額料金・手数料など
クリエイター選定 自社 依頼先の業務範囲による 自社中心
条件交渉 自社 委託可能 サービスによる
投稿管理 自社 委託可能 サービスによる
向いている企業 社内に担当者がいる 業務を外部に任せたい 継続して起用したい

※実際の対応範囲や料金体系はサービスごとに異なります。

直接依頼:費用を抑えやすいが社内の作業が増える

直接依頼は、TikTokやInstagramのDM、プロフィールに記載されたメールアドレスなどを通じて、クリエイター本人や所属先に連絡する方法です。

仲介会社を利用しないため、代理店への手数料は発生しません。

一方、クリエイターの調査、条件交渉、契約、商品発送、投稿確認、支払いなどを自社で対応する必要があります。

たとえば、5人にPRを依頼したい場合、候補者を探すだけでなく、5人それぞれとの連絡や進行管理が発生します。

少人数の起用であれば管理しやすい一方、同時に多くのクリエイターを起用する場合は社内負担が大きくなる可能性があります。

代理店:選定から投稿管理まで委託できる

代理店やキャスティング会社に依頼する方法もあります。

クリエイターの選定、条件交渉、投稿スケジュールの調整、動画確認などを依頼できる場合があります。

ただし、すべての代理店が企画から効果測定まで対応するわけではありません。

見積もり段階で、どこまでの業務が含まれているか確認する必要があります。確認すべき項目はインフルエンサーマーケティングの代理店選びで失敗しないポイントにまとめています。

特に、複数人を同時に起用する場合や、自社にSNSマーケティングの担当者がいない場合に検討しやすい方法です。

マッチングサービス:候補者探しを効率化できる

マッチングサービスは、登録クリエイターの検索や募集、連絡などを支援する仕組みです。

料金体系には月額制、成果に応じた手数料制、案件ごとの課金などがあります。

サービスによっては、候補者の分析データや進行管理機能を利用できます。

ただし、選定や契約、投稿確認を自社で担当する場合もあるため、導入するだけで業務をすべて外部化できるわけではありません。

インフルエンサーに直接依頼する手順

直接依頼を選ぶ場合は、次の6ステップで進めます。

  1. PRの目的を決める:認知拡大、来店、予約、購入などの優先順位を整理する
  2. 候補者を探す:TikTok・Instagramで商品と相性のよいクリエイターを探す
  3. 投稿実績を確認する:直近20投稿程度の再生数中央値、視聴者属性、PR投稿の反応を見る
  4. DM・メールで依頼する:商品、依頼内容、投稿時期、報酬条件を伝える
  5. 契約と制作条件を確認する:投稿本数、修正回数、広告表記、二次利用などを決める
  6. 投稿・効果測定を行う:公開状態を確認し、事前に決めた指標を記録する

ステップ1で整理しておく内容はショート動画PRを依頼する前に決めておく3つのことに、ステップ3の判断基準はインフルエンサーをフォロワー数で選んではいけない理由と、代わりに見るべき指標にまとめています。フォロワー数だけで候補を絞ると、想定したターゲットに届かない可能性があります。

企業から送るPR依頼文の書き方と例文

直接依頼では、最初の連絡で必要な情報を伝えることが重要です。

「商品をPRしてもらえませんか?」という短い連絡だけでは、クリエイターが案件の内容や条件を判断できません。

最低限、次の情報を含めるようにします。

そのまま使えるPR依頼文の例

以下は、企業がInstagramのクリエイターにPRを依頼する場合の例文です。

件名:Instagramリールでの商品PRのご相談

突然のご連絡失礼いたします。

株式会社〇〇の△△と申します。

このたび、弊社商品のPRについてご相談したく、ご連絡いたしました。

普段の投稿を拝見し、商品の特徴を自然に伝えていただけるのではないかと考えております。

現在、以下の内容でPRを検討しております。

【対象商品】〇〇

【ご依頼内容】Instagramリール1本

【投稿希望時期】〇月中旬〜下旬

【報酬】〇万円(税別・応相談)

【商品提供】あり

ご興味をお持ちいただけましたら、詳細をご案内させていただきます。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


報酬や投稿時期が未定の場合でも、現時点の想定を伝えることで条件を相談しやすくなります。

また、依頼文を大量に一斉送信する場合でも、クリエイターごとの投稿ジャンルや特徴を確認したうえで連絡することが重要です。

商品との相性を確認せずに依頼しても、条件が合わず、交渉が進まない場合があります。

直接依頼は本当に安いのか:社内工数を含めて計算する

インフルエンサーへのPR依頼費用には、統一された料金表がありません。実際の費用は制作内容や投稿形式、契約条件によって変わります。費用項目の内訳はインフルエンサーマーケティングの費用相場と、見積もりの中身で解説しています。

ここで見落とされやすいのが、見積書に載らない社内の作業時間です。

たとえば、直接依頼で3人に各1本の動画を依頼し、クリエイター報酬と実費で19万円かかったとします。これは計算方法を説明するための仮の金額です。

この19万円には、自社担当者の人件費や作業時間に相当する費用が含まれていません。

仮に選定、交渉、投稿確認などで合計15時間を使用し、社内の時間単価を3,000円として考えると、45,000円分の社内工数が発生します。

項目 仮の金額
クリエイター報酬・実費 190,000円
社内工数(15時間 × 3,000円) 45,000円
比較上の総コスト 235,000円

代理店への依頼では仲介費用が発生することがありますが、その代わりに社内で対応する業務を減らせる場合があります。

直接依頼と代理店のどちらが安いかは、見積額だけでなく、社内工数を含めた総コストで比較する必要があります。

起用人数が増えるほど社内工数も増えるため、人数によって有利な方法が変わる点にも注意してください。

契約前に確認すべき5つの注意点

PR依頼では、報酬について合意するだけでなく、投稿内容や利用条件を明確にしておくことが重要です。

特に確認したいのは次の5項目です。

確認項目 決めておきたい内容
投稿条件 SNS、投稿本数、公開予定日、掲載期間
制作・修正 動画確認の有無、修正回数、追加費用
報酬と支払い 金額、支払日、実費負担、キャンセル条件
PR表記 広告であることを明確にする表示方法
二次利用 広告・自社SNS・Webサイトへの転載や使用条件

特に「#PR」などの広告表記は、企業側も確認が必要です。

2023年10月から、広告であることを消費者が判別しにくいステルスマーケティングは、景品表示法の規制対象となっています。規制の対象は表示内容の決定に関与した広告主である事業者です。クリエイターに任せきりにせず、投稿前後の表示を確認する体制を整えてください。

また、PR動画を広告や自社Webサイトでも使いたい場合は、二次利用の許諾を別途確認してください。投稿を依頼しただけで、動画の著作権が自動的に企業へ移転するわけではありません。BGMや出演者の権利も関係するため、広告利用の予定がある場合は制作前から共有しておくことが重要です。条件の詳細はPR動画の二次利用とは?広告や自社SNSで使うときの費用と確認事項で解説しています。

直接依頼と代理店、どちらを選ぶべき?

依頼方法を選ぶ際は、予算だけでなく、起用人数や自社の対応体制を基準に考えます。

直接依頼が向いているケース

代理店が向いているケース

マッチングサービスは、自社で施策を運用しながら候補者探しや管理を効率化したい場合に検討できます。

なお、代理店に依頼する場合でも、すべての業務を任せられるとは限りません。

選定方法、見積もりの内訳、投稿確認、二次利用への対応、効果測定の範囲などを事前に確認する必要があります。

インフルエンサーマーケティングでは、起用人数やフォロワー数を増やしたからといって、再生数や売上が保証されるわけではありません。

重要なのは、施策の目的に合うクリエイターを選び、適切な条件で依頼し、投稿後の結果を検証することです。投稿後に何をどう記録するかはインフルエンサーマーケティングの効果測定方法にまとめています。

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